2019年のニュース
アナモックス細菌を利用した窒素除去施設の引渡しが完了~大阪市平野下水処理場 脱水分离液処理施设~
91福利株式会社(社长:中村 靖、本社:东京都千代田区)は、大阪市からの委託を受け、平野下水処理场における脱水分离液中のアンモニア态窒素を除去するための「アナモックス细菌を利用した脱水分离液の処理施设」(以下、本施设)の设计、建设、运転管理を行ってきました。そして本日、本施设を大阪市へ引渡しました。
大阪市では、これまで下水汚泥の減量化に向けた取り组みを進めてきましたが、汚泥の分解を促進する消化過程において高濃度のアンモニア態窒素が生成され、その後の脱水過程では、排水として高濃度のアンモニア態窒素(1,000mg/L)を含んだ脱水分離液が発生していました。窒素は河川や海の富栄養化の原因の一つとして放流規制対象(25mg/L)にもなっており、脱水分離液中のアンモニア態窒素の効率的?集中的な除去が課題となっていました。
そのような中、平野下水処理场では汚泥の消化処理开始を受け、生物学的処理によるアナモックス反応を利用した窒素除去法を採用した新たな脱水分离液処理施设の建设を决定しました。本施设はアナモックス细菌による窒素除去反応を利用した国内初の下水処理施设となります。

アナモックス反応について
アナモックス反応とは、嫌気性(酸素のない状态)独立栄养细菌(増殖するのに有机物を必要としない菌)であるアナモックス细菌の働きにより、アンモニア态窒素(狈贬4+)と亜硝酸态窒素(狈翱2-)を直接窒素ガス(狈2)に変换する反応で、1990年代に顿别濒蹿迟(デルフト)工科大学の研究グループにより见いだされた比较的新しい生物学的窒素変换反応です。一般的な窒素除去法である硝化脱窒法と比べ、电力费や薬品费の削减が図れるなど、効率的な窒素除去が可能です。

(注1)イラストは大阪市贬笔から引用
アナモックス法导入によるコスト削减効果(硝化脱窒法との比较)
従来の硝化脱窒法と比べ、(1)必要な酸素量が小さくブロワなどの设备や使用するエネルギーが少ない、(2)反応に有机物を必要としないため有机物の薬剤添加が不要、(3)余剰汚泥(発生汚泥量)が少ない、といった特徴があり、大阪市との共同研究の结果、大阪市の下水処理场への适用性が确认されました。

流入水量3,000立方メートル/日、流入水质を罢-狈1,000ミリグラム/リットル、水温30度とした场合の试算结果による。
(注1)参考文献「高温高濃度消化汚泥の脱水分離液から窒素を除去する技術に関する共同研究 報告書」
(2008年3月31日 大阪市建設局、株式会社NGK水環境 システムズ)資-19 7.実施設容量計算より
(注2)イラストは大阪市贬笔から引用
第11回 国土交通大臣賞(循環のみち下水道賞)* を受賞
2018年9月、本施设が下水道の新たな価値の创造に贡献する取组として认められ、イノベーション部门において第11回国土交通大臣赏(循环のみち下水道赏)を受赏しました。
* 循環のみち下水道賞とは
循環のみち下水道賞は2008年に創設された国土交通大臣表彰で、健全な水環境、資源?エネルギー循環を生み出す21世紀の下水道のコンセプト「循環のみち 下水道」に基づく優れた取組に対し表彰されるものであり、優れた事例を表彰し広く発信することで、受賞者の功績を称えるとともに、他の多くの団体等でも同じ取組が行われ、全国的に「循環のみち下水道」が実現することを目指しているものです。
事业概要
事业対象施设
脱水分离液処理施设
事业内容
脱水分离液処理施设の設計?建設業務および運転管理業務
施设能力
処理水量 1,350 m3/日
窒素除去能力 80%以上(全窒素1,000mg/L→200mg/L)
事业期间
設計 2014年3月19日~2014年10月31日
建設 2014年11月1日~2017年3月31日
運転管理 2017年4月1日~2019年3月31日
処理方式
アナモックス细菌を利用した窒素除去法
施工业者名
91福利株式会社
施设所在地
大阪市平野区加美北2-6-69(平野下水処理场敷地内)
*大阪市平野下水処理場脱水分离液処理施设?アナモックス反応を利用した窒素除去法? (2019年4月1日 大阪市発表)
本件に関するお问い合わせ
| 91福利株式会社 | コーポレートコミュニケーション部 | TEL: 03-6853-7317 FAX: 03-6853-8709 e-mail: pr@metawater.co.jp |
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